
病院での出来事を語る前に、まずは今回患った病の症状についていま少し詳細に触れておこう。
寝起きざま迷うことなく「出社したとて業務遂行は不可能」と判断した理由。
それは単に「熱が出たから」、「新型コロナの疑いがあるから」だけでなく・・・・・。
症状:いと耐え難き痛み
今回「咳・くしゃみ・鼻水・鼻づまり」といった風邪の症状は全く出ていない。
そして発熱・関節痛はあるが、どちらも気合でなんとか・・・・・なりそうなレベル。
では、何ゆえ早々に出勤を断念したのか?というと、理由はただひとつ。
他の出てない症状全部と等価交換したのか?・・・と思う位の「喉の激痛」に襲われたからである。
喉の奥に手を突っ込まれて「ぎゅーっ」っとつねられた様な痛みの後に、その痛感が鈍い痛みとなってじんわりと後を引く。

何もせずとも喉の奥でマグマが燻ってるような違和感のある所へ、唾液を飲み込むたび「激痛大噴火!」に見舞われたのでは、とてもじゃないが仕事にならぬ。
そして飲み込むのに支障がある・・・という事はすなわち「水分・栄養の補給に支障をきたす」という事でもあるのだ。
普段であれば「飯食って寝て治す」自己回復作戦を試みるところ、現状それすらままならぬ。
そう。
仮に自身に対するコロナ疑惑が無かったとしても、この時点ですでに「病院に行く」以外の選択肢は無かったのである。
病院にて・・・1日目
のらくらと自己診断をしていたにもかかわらず、診察開始10分前に余裕で到着。
診察券を出し手短に症状を伝えると、受付から返ってきた言葉は無情にも・・・・・
「順番が来たら呼びにいきますので、それまでお車でお待ちください」
∑(・д・ノ)ノ ナンデストォー?
車中にてしばし考える
あまり良いとはいえない心持ちのまま、ため息と共に車に戻る某。
シートを倒して体を休め少し落ち着いたところで先ほどの対応を改めて考えてみた。
果たして、平時このような対応をする病院があるだろうか?
「否」。
今はコロナ禍という特殊な状下。
医療関係者の立場に立てば「院内感染」という最悪の事態は絶対に避けねばならぬと考えているはずだ。
ならば、感染・非感染が未確定の者は患者といえど無為に院内に留めおくわけにはゆかぬ・・・と考えても不思議ではない。
先ほどの無情とも思える対応も「緊急時における止むを得ぬ措置」なのだ。
・・・・・と無理やり優等生な答えを導き出し、自分でもその答えに納得しはじめたあたりで件の受付の方がこちらに向かってくるのが見えた。
(・_・`;) アノ… こんなすぐなら院内で待たせてくれてもよかったのでは?
ズバリ尋ねる
最初の問診で現状を伝えると眼と喉を視診の後、採血と点滴を言い渡され何やら書き込まれた札(?)を持たされ診察室から採血室へと移動。
何気なく持たされた札(?)を見ると「PCR」の文字が見えた。
(° ∀ °)-✧ うおおおぉ、これが噂の・・・・・。
ちょっとテンション上がる某。
いや採血自体は普通だったのだケレドモ・・・。
その後、点滴でしばし時間をつぶし、再びの問診の際ズバリ尋ねてみた。
「コロナ・・・ですか?」
「うーん・・・その判断は難しいんだが、症状の出方が新型コロナとは大分違うんだよねえ」
「コロナではない?」
「ま、現状見る限り前来たときと同じ症状の超悪化版って感じだね。
もちろんまだ、100パーセントの保障は出来ないんだが・・・」
(ひとまず安堵)
「あ、油断しちゃいかんよ?
百歩譲って今コロナで無いとしても、この状態のままコロナに追撃されたらそれこそどうなるかわかったもんじゃないぞ。
外出は控えて、マスク・手洗い・うがいはキチンとする事。
いいね?」
言外に「絶対に違うと思うんだけどなー、でも今の段階で言い切る訳にもいかんよなー」的なニュアンスを感じつつなやり取りの後、なるべく明日も来るよう告げられ退室。
しばし待たされてから、会計を済ませ薬局へ。
処方されたのはこんな時に定番(?)のロキソニン・ジェネリック他、計4種類。
さすがに点滴だけで1日持つとは思えなかったので、帰りしなドラッグストアでクラッシュゼリーとポカリ系スポーツドリンクしこたま購入して帰宅。
目が覚めたら回復してる事を願いつつ横になる・・・が、痛みという現実は夢を見させてくれぬものよな・・・・・。
( TДT)