小林麻美・・・ 悲しみのスパイ・・・

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「小林麻美 ベスト・コレクション」(1986)

「BEST COLLECTION」小林麻美(バックカバー)


アルバム・リリースは1986年。

収録曲は以下のとおり。

  1. 雨音はショパンの調べ
  2. 哀しみのスパイ
  3. TRANSIT
  4. 幻の魚たち
  5. 金色のライオン
  6. 恋なんて かんたん
  7. TYPHOON
  8. 幻惑
  9. 水晶の朝
  10. 微熱
  11. Lolita Go Home
  12. 月影のパラノイア
  13. Sugar Shuffle
  14. グランプリの夏
  15. シフォンの囁き

最初の曲、「雨音はショパンの調べ(1984年)」はかなりヒットしたのでご存知の方も多いはず。

アンニュイと評される事が多いようだが、某この方を女優・モデルとして見かけた事は無く、ほぼ歌からのみで感じたのはアンニュイというよりスタティックでストイックな印象である。

ちなみにこの曲、イタリアの歌手ガゼボの「I LIKE CHOPIN」のカバー曲なのだが、詳細を知らぬまま後から元歌を聞いた某の感想は

( 」゚Д゚)」 なんやねんこのタイトルー!

( 」゚Д゚)」 おまけに男が歌っとるやんけー!

そして当時(今もだが)音楽事情にうとい某、今回改めて小冊子を手にして知った驚愕の事実。

日本語詩の担当 →「松任谷由実」。

( 」゚Д゚)」< majikaー!?

「雨音はショパンの調べ」

左がオリジナル、右は恐れ多くも松任谷女史の手による日本語詩。

I like Chopin

Remember that piano
So delightful unusual
That classic sensation
sentimental confusion
Used to say
I like chopin
Love me now and again

Ooh, Rainy days never say goodby
To desire when we are together
Rainy days growing in your eyes
Tell me where's my way

作詞:Paul Mazzolini (GAZEBO)
作曲:P.L.Gimbini
雨音はショパンの調べ

耳をふさぐ
指をくぐり
心 痺らす
甘い調べ
止めて
あのショパン
彼にはもう会えないの

Rainy days 断ち切れず
窓をたたかないで
Rainy days 気休めは
麻薬 Ah-

日本語詩:松任谷由実

ちなみにグーグル先生に翻訳していただいたところこうなった。

I like Chopin

Remember that piano
So delightful unusual
That classic sensation
sentimental confusion
Used to say
I like chopin
Love me now and again

Ooh, Rainy days never say goodby
To desire when we are together
Rainy days growing in your eyes
Tell me where's my way

作詞:Paul Mazzolini (GAZEBO)
作曲:P.L.Gimbini
アイ・ライク・ショパン

そのピアノを覚えておいてください
とても楽しい珍しい
その古典的な感覚
感傷的な混乱
言っていた
ショパンが好きです
何度も私を愛して

雨の日は決してさよならを言わない
私たちが一緒にいるときに欲する
あなたの目に成長する雨の日
私の道はどこか教えてください

Translated by Google翻訳


( 」゚Д゚)」< 全然違うわー!

「気休めは麻薬」とかオリジナルの歌詞には影も形も無いわ!

原歌は当時世界的にも売れてたらしいのだが、日本で売れたのは松任谷女史のあの歌詞と、小林麻美さんのあの声&あの囁くような歌い方というコラボがあったればこそ・・・と個人的には思っているのだが皆様いかがでありましょうや?


・・・って、いやいや今回は知っている人が多いと思われるこの歌を紹介したいわけではなく、本命は2曲目の・・・。


「悲しみのスパイ」

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↑「何故にここだけアフィ画像?」・・・と思われた方許されたし。

他の楽曲も同様ですが某、根っからのアルバム派でシングルは持っておらんのです。


シングル・リリースは「雨音はショパンの調べ」に同じ1984年。

寂しげなピアノソロから、ドラム、ベース(と何かの電子楽器?)を交えて「ドンッ」と劇的に盛りあがるイントロ。

「モスクワ」、「帰る国を無くすひと」という東西冷戦の時代背景を写した歌詞が淡々と綴られる歌い出しから・・・・・。

映画のワンシーンのような描写に男性のバックボーカルが入るという、ドラマチックな演出を加えた胸に刺さるサビ・パート。

「私を知らないと云って
 あなたを知らないと云うわ
 つめたくそらした瞳が
 哀しければいい」

>―( ° ω ° )♡→ ズキューン!

切ないっ!

切ないねーっ!

いや実は長い事この歌詞の意味がよくわからなかったのだが、何回も聞きなおして・・・・・

知らないはずの「私」と「あなた」。

 ↓

「あなた」が「知らない」と嘘をつく時、「哀し」げであれば当然その言葉に疑念を抱かれる。

 ↓

それは「私」の任務に支障をきたし、なおかつ「あなた」自身の身の安全にも関わるとても危険な事。

 ↓

だとしても、そうだったら「いい」。

「知らない」と云わねば命に関わる状況で、ふたりの関係を無いものにしたくないという葛藤を「あなた」から感じたいという「私」の願いが込められている・・・と思うに至った。

なぜならこの詞もまた「松任谷由実」女史の手によるもの。

無慈悲な現実を前に、表の顔(理性)と裏の顔(感情)の間に起こる矛盾とそこから生まれる切なさ。

それこそが、スパイを題材にしたこの歌の魅力ではないだろうか?


そして、蛇足ながら某を驚かせた事がもうひとつ。

作曲担当は・・・・・

( 」゚Д゚)」< 玉置浩二~!

って、おいおいホントかよ!?

初めて聞いてから20ン年後に知った驚愕の事実。

自分の中ではこの2人、接点とか全然なさそうなイメージなんだが・・・・・。


最後に

冷戦終結は1989年。

今からもう30年以上前の話である。

冷戦を教科書でしか知らない人も、そうでない人も「小林麻美」あるいは「雨音はショパンの調べ」までたどり着いたなら、是非とももう一歩踏み込んで・・・・・

( 」゚Д゚)」< この歌を聴いてみていただきたーいっ!

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